新婚さん大谷 仕事もきっちり 結婚発表後初戦でタイムリー 相手投手「打球が球場内にあればいい」

 ドジャース・大谷翔平
 サインを求めるファンに応じる大谷
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 「オープン戦、ドジャース6-4ガーディアンズ」(1日、グレンデール)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が1日(日本時間2日)、ガーディアンズとのオープン戦に「2番・指名打者」で出場し、3打席に立って1安打2四球1打点。結婚発表後初となる適時打を記録するなど、全打席で出塁して順調な調整をアピールした。

 3試合ぶりのオープン戦出場。背番号17がスタンドを沸かせたのは三回1死二塁の第2打席だ。昨季巨人でプレーしたビーディに対し、フルカウントから内角高めの速球を右前へ運び、走者をホームへ迎え入れた。

 ド軍対外試合デビューとなった2月27日のホワイトソックス戦では3打席目に左越え本塁打を放っている。結婚公表後初めて出場した試合でも自分の役割をきっちり果たした。打点を許した右腕は「打球が球場内にあれば僕はハッピーだよ」と言って笑いを誘い、「彼との対戦はクール。これからもっとやりたいね」と再対決を熱望した。

 初回と五回の打席ではいずれもフルカウントからコースを見極めて四球を選んだ。一塁に到達すると、マクロウ一塁コーチとお互いのヘルメットをぶつけ合った。昨季まで所属したエンゼルスでは見せたことのない新パフォーマンスだった。

 結婚発表でさらに注目度が上がる中、全打席で出塁した。ロバーツ監督は「今日のショウヘイは本当に良かったと思う。いい打席。ストライクを積極的に打っていた」と笑顔で話した。

 昨年9月に自身2度目の右肘手術を受けた。今キャンプでは打撃練習や肉体強化と並行して右肘のリハビリも継続している。この日の試合では出塁後のけん制球に対して3度、右腕を伸ばして帰塁した。1度目の手術を受けた5年前は禁止事項の一つだったが、指揮官は「良い兆候だ。右腕が強くなっている自信があるからできることだ」と言った。

 期待された2戦連発は逃したが、大きな収穫があった3打席。20日の韓国開幕戦に向けて大谷がまた一つ調整の階段を上った。

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