DeNAファンに朗報? 自由契約になったバウアーに“古巣”レッズは興味なし 米報道
DeNAから自由契約になったトレバー・バウアー投手について元所属球団のレッズが獲得に動かないことが分かった。地元紙、シンシナティ・エンクワイアラー電子版が2日(日本時間3日)、伝えた。
レッズはバウアーが2年間所属した球団で、在籍2年目の20年にサイ・ヤング賞(最優秀投手)を獲得する活躍でチームを6年ぶりにプレーオフへ導いている。
レッズは先発陣強化策として1日(同2日)に元ソフトバンクで、パドレスからFAになったニック・マルティネス投手との2年契約を正式発表。米報道によると、2600万ドル(約38億2000万円)が保証されているという。
レッズの今オフの補強が注目されるなか、バウアーは11月27日(同28日)にⅩでフォロワーから“古巣”復帰の意思を問われ、「もちろんだよ。(本拠地の)シンシナティでプレーするのが大好きだった。ファンとプレーオフの勝利を祝うことはできなかったけど、そこには友達もたくさんいるし、球団の職員やフロントともうまくやっていた。いいチームだし、本当に勝つチャンスはある。何が気に入らないんだ?」と前向きな姿勢を見せ、ファンを喜ばせた。
しかし、同紙によると、レッズのニック・クロール編成本部長はバウアーの獲得について「選択肢として考えていない」と否定的な見解を示したという。また、大リーグ公式サイトのレッズ番、マーク・シェルドン記者も自身のXで「レッズはFAになったトレバー・バウアーを戻す気はないと聞いている」と伝えた。
今季のレッズは82勝80敗で勝ち越し、終盤までプレーオフ争いに加わったが、ナ・リーグ中地区3位に終わり、3年連続でポストシーズンを逃した。その一方でトッププロスペクトが台頭して若返りに成功。先発陣はチーム最多8勝のアボットやアッシュクラフト、グリーンなど25歳以下の若い有望株がそろっており、実績あるベテランの存在を必要としている。