“キング”エンゼルス・大谷 トップ独走の36号レーザービーム弾 ネビン監督「低い弾道であんなに飛ばない」

 「エンゼルス7-5パイレーツ」(23日、アナハイム)

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(29)が23日(日本時間24日)、本拠地アナハイムでのパイレーツ戦に「2番・DH」で出場。初回に低弾道で中堅フェンスを越える、5試合ぶりの36号ソロを放つなど3打数1安打1打点、1四球。逆転勝ちを決めたチームは、51勝49敗で首位レンジャーズと8ゲーム差の3位に浮上した。なお、大谷の次回登板は28日(日本時間29日)のブルージェイズ戦になる見通しとなった。

 大谷のバットが5試合ぶりに火を噴いた。1点を先制された直後の初回の打席。4年ぶりの対決となった球宴右腕ケラーがフルカウントから投じた7球目、148キロの内角低めカットボールを捉えた。速度182キロ、飛距離125メートルの打球は中堅フェンスを越える36号ソロ。中継局が「レーザービーム」と形容する低空弾だった。

 周囲をあぜんとさせた滞空時間わずか3・99秒の一発に、ネビン監督は「センターライナーかと思ったら中堅手の頭上を越え、フェンス直撃かと思ったら奥の茂みに消えた。ゴルフボールじゃなければ、低い弾道であんなに飛ばない」と目を見張った。36本塁打は両リーグ最多で年間58本ペース。ア・リーグでは2位ロベルト(ホワイトソックス)に8本差をつけてキングを独走している。

 大谷の一発が前夜は完封負けを喫した打線に火をつけた。二回に3連打で勝ち越しに成功。五回には9番ベラスケスが1号ソロ、1番レンヒーフォが8号ソロ。大谷は四球で3者連続弾はならなかったが、後続の適時打と犠飛で4点を奪った。

 六回はレンヒーフォが2打席連発の9号ソロ。左右の打席で本塁打を放ち、リードを6点に広げた。続く大谷は空振り三振。三回の打席に続き、この日2つ目の三振を喫した。

 この日は8月1日のトレード期限前、最後の本拠地開催試合。大谷にトレードの可能性がささやかれる中、チームはパイレーツ3連戦に勝ち越して貯金を2とし、3位に浮上した。2本塁打のレンヒーフォは、大谷放出を阻止するべく「試合に勝つことが最も肝心」と表情を引き締めた。

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