エンゼルス・大谷 リーグ最多得票!イチロー以来日本選手20年ぶり2人目「とても名誉なこと」
オールスター戦(7月11日=日本時間12日・シアトル)の先発野手を決めるファン投票の1次投票の結果が22日発表され、エンゼルスの大谷翔平(28)は野手対象のファン投票で初めてア・リーグ最多の票を獲得し、指名打者で3年連続3度目の先発出場が決まった。日本選手としては2003年のイチロー(マリナーズ)以来、20年ぶり2人目のリーグ最多得票となった。
大谷が新たな勲章を手に、スター選手が集う真夏の祭典に出場する。ファン投票でア・リーグ最多264万6307票を獲得。2位に約54万票差の圧勝で、球宴先発を決めた。
今季はここまで投打同時出場15試合を含む74試合に出場し、打率・292、両リーグ最多の24本塁打&58打点の2冠。指名打者部門で3年連続選出は、オルティス(レッドソックス、11~13年)以来、史上2人目だ。
球団を通して「私に投票してくれたすべてのファンに感謝したいと思います。とても名誉なことだと思います。これをモチベーションとして、グラウンド上で全力を尽くし続けたいと思います」とコメント。日本選手ではイチロー以来、2人目のリーグ最多得票に気持ちを引き締めた。
注目が集まるホームランダービー出場は今後、検討していく。本塁打競争に出場した選手は打撃フォームを崩す傾向があり、大谷も前半戦で33本塁打を記録した2年前は後半戦に失速してタイトルを逃した。出場を回避する選手も多い中で決断に注目が集まる。
今季は投手としても15試合で6勝3敗、防御率3・13。リーグ2位の117奪三振を記録している。選手間投票などで決定し、7月2日に発表される投手部門でも3年連続で選ばれる可能性は高い。
昨年は後半戦初戦に先発するため、球宴での登板を回避した。今年は前半戦最後の先発は7月3日のパドレス戦が見込まれ、同11日の球宴まで休養は十分。真夏の祭典で2年ぶりに二刀流が見られるか-。
◆大谷の過去のメジャーオールスター
21年はファン投票1次投票でア・リーグ指名打者部門をトップ通過。最終投票は断トツの得票率63%でメジャー4年目での球宴初出場と、日本選手4人目の球宴スタメンが決まった。
選手間投票では先発投手部門で選出され、球宴で史上初の投打同時出場となる「1番・投手兼指名打者」で先発。打者では2打数無安打、投手では1回無安打無失点だった。初出場したホームランダービーは初戦敗退。
22年もファン投票でア指名打者部門で選出された。MLBから先発投手部門でも選出されたが、「1番・指名打者」で先発して登板はなく、1打数1安打1四球。ホームランダービーは出場しなかった。





