パドレス・ダルビッシュ 6回1/3を5失点 初黒星も収穫強調「七回までいけた」
「メッツ5-0パドレス」(10日、ニューヨーク)
パドレスのダルビッシュは6回1/3を投げ、6安打5失点で初黒星を喫した。メッツのシャーザーとのエース対決に敗れたが、暗さはなかった。
WBCのためオープン戦の出場がなく、初登板も5回だった。しかし、この日は監督に直訴して七回1死まで104球を投げ「今年投げていなかった六回を超え七回までいけた」と収穫を強調した。
悔やまれるのは三回2死無走者からの2失点。安打に死球で一、二塁とされ3番マクニールに甘く入ったスライダーを二塁打された。一回の打席は同じ球種で打ち取っていただけに「狙っていたんだろうな。もうちょっと慎重にいっても良かった」と唇をかんだ。味方打線はシャーザーの前に、初安打が出たのは五回という低調ぶり。巡り合わせの不運を嘆きたいところだが、研究熱心なダルビッシュは「シャーザーの投球を見られることはなかなかない。いつも勉強することがある」とプラスに捉えた。WBCの激闘による疲労も回復し「体力的には大丈夫」ときっぱり。今季初白星はそう遠くないはずだ。





