藤浪晋太郎、3・1実戦初登板は新たな挑戦ばかり サイン伝達機器、投球時間制限、大谷と9年ぶり投げ合い

 練習の合間にミュラーと投球フォームの話題で盛り上がる藤浪(撮影・小林信行)
 練習の合間にミュラーと投球フォームの話題で盛り上がる藤浪(撮影・小林信行)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手は27日(日本時間28日)、アリゾナ州メサの球団キャンプ施設でキャッチボールや守備ドリルなど、約1時間半のチーム練習を行い、実戦初登板となる28日(同3月1日)のエンゼルスとのオープン戦に備えた。

 チーム練習最後のメニューの球拾い。右翼エリアで野手陣のフリー打撃を手伝っていた藤浪が、25歳左腕のミュラーと英語で話し始めた。話題は現在自身が取り組んでいる投球時のバランスとみられる。左足を上げた時、左足を着地した時、投げ終えた後、一連の動きを見せながら自らの言葉で、時には鎌田通訳の助けを借りて説明。先発ローテーションの枠を争うライバルと熱心に意見を交換した。

 あす28日は待望の米実戦デビューの日だ。相手はアスレチックスと同じア・リーグ西地区に所属するエンゼルス。投げ合うのは藤浪と同じく、今季初実戦登板の大谷翔平投手だ。ともに1994年生まれの同級生。2人が同じマウンドに立つのは14年7月19日、甲子園で開催されたオールスター戦以来、実に9年ぶりとなる。

 米メディアも注目する一戦だが、藤浪にとっては相手を意識する余裕がないかもしれない。今季から新たに導入される「ピッチクロック(投球時間制限)」は、走者がない場合は捕手からボールを受けてから15秒以内に、走者がある場合は20秒以内に投球を完了しなければならず、違反した場合はワンボールを失う。さらに日本にはなかったサイン伝達電子機器「ピッチコム」も初めて使用する。23日のライブBP(実戦形式の打撃練習)で30球を投げた際に同機器を使った。藤浪本人は問題なかったと話すが、客席からの歓声が渦巻くなかではアクシデントに見舞われる可能性もある。

 キャンプインの日に「楽しみは?」と問われた藤浪はこう答えている。

 「全部楽しみですね。全部新しい経験ですし、失敗すること、間違うことも含めていい経験になると思ってます」

 米国初の実戦のマウンド。誰よりもわくわくしているのは藤浪であることは間違いない。

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