大谷翔平がクリスマスの夜に打撃改造 米特番で恩師・栗山氏が秘話「誰よりも練習する」

 球宴イベントでバーランダー氏(右)の取材を受ける大谷(7月19日撮影)
 日本ハム時代、栗山監督(左)に迎えられ、笑顔を浮かべる大谷=2013年6月撮影
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 米四大ネットワークのFOXが18日(日本時間19日)、同系列のスポーツ専門チャンネル「FS1」でエンゼルスの大谷翔平投手の特集番組を放送した。1時間の特番では、同局のアナリストで、大谷マニアとしても知られるベン・バーランダー氏が二刀流の“ルーツ”を探るために同投手の単独インタビューを行い、来日して同投手の故郷の岩手県などゆかりの地を取材した。

 番組内では日本ハム元監督で来年3月に開催されるWBCで侍ジャパンを指揮する栗山英樹氏も登場。初めて見たのは大谷が高校2年の時だったことを明かし、「当時、日本で一番すごいピッチャーはダルビッシュ有だった。まさにダルビッシュを見ているかのようなボールの角度とスピード。本当にびっくりしました」と振り返った。

 さらに打者としての素質について「甲子園でレフトライナーを、逆方向にすごい打球を打つんですけど、ライナーでフェンスに直撃する。フェンスに当たってもボールが伸びて行きそうな、そんな打球を逆方向に打つバッターを見たことがないので、間違いなく、打つ方が大丈夫だとその時、確信しました」と興奮気味に話した。

 さらに日本一になった2016年オフの思い出話も披露した。「クリスマスの夜中1時すぎに、僕にある人間からラインでプレゼントが送られてきました。『監督、クリスマスプレゼントです。監督が一番喜ぶものです。今の大谷翔平です』。クリスマスの夜中1時から、一人で鎌ヶ谷の室内練習場で来年のために打撃フォームを変えて、ずっと打ち続けている翔平の映像が送られてきたんですけど、誰もが遊びたい、休みたいときに誰よりも練習している、そういう選手が大谷翔平でした」と栗山氏。

 「彼ならもっともっとみんなが信じられないところまで行ってくれる、僕は天井を一番高くもっているので、だれも知らないところにゴールがある、想像もしていないところにゴールがあると信じ続けています」と熱く語った。

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