大谷翔平 27号2ラン&今季初4安打4打点 “準サイクル”固め打ち実らずエ軍3連敗

9回、27号2ランを放つ大谷
9回、27号2ランを放った大谷
9回、27号2ランを放つ大谷
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 「エンゼルス7-11マリナーズ」(17日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「2番・指名打者」でフル出場し、27号2ランを含む5打数4安打4打点だった。自身2度目のサイクル安打まであと二塁打とする今季初の1試合4安打固め打ちで19年を上回るシーズン10回目の猛打賞を獲得。5戦連続安打で打率を・265とした。しかし、エンゼルスの投手陣が4被弾11失点で完敗。本拠地で3タテを食らった。

 ナイター明けのデーゲーム。2日前の試合ではリアル二刀流でフル出場している大谷はこの日も元気はつらつだった。

 初回の打席。前回6日の対戦で3打数無安打に封じられた24歳の新人右腕カービーから右前打を放つ。ワンストライクから外寄り低めの140キロチェンジアップを叩くと、ゴロ打球が内野陣が右へ寄るシフトを敷いて狭くなった二遊間を抜けた。

 4点を先制された後の三回は適時打のフレッチャーを一塁に置いた場面で見逃し三振。初球の真ん中154キロ直球を空振り、内角カーブをファウルにして追い込まれた後、内角フロントドアの154キロシンカーに体を引いて見送ったが、ストライクと判定された。

 1-7と一方的な展開となった五回2死一、二塁の好機はワンボールから外角低めの134キロカーブを中前適時打。ライナー性の打球をはじき返し、3番レンヒーフォの適時二塁打をお膳立てした。

 前日に続いて快足で地元ファンを興奮させたのは、3-9の七回無死一塁の打席だ。2番手右腕マーフィーの初球、見送った外角高めの際どいコースをストライクと判定され、渋い顔を見せた大谷。2球目、内角高め140キロ直球を振り抜き、右翼線を破る打球で一気に三塁を陥れた。

 6点ビハインド、完敗モードの九回も大谷は集中力を切らさない。1死二塁の場面。4番手フェスタがカウント1-1から投じたフロントドアの内角スライダーを中堅フェンスの向こうへ運ぶ。4戦ぶり27号2ラン。飛距離121メートルの一撃で空席の目立つ本拠地を沸かせた。

 しかし、この日のエンゼルス投手陣は4本塁打を含む11安打11失点の投壊状態。同3連戦の最初の2試合は接戦の九回に大量失点で敗れており、地元ファンの前で3試合連続で惨敗を喫した。

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