「ブレーブス－エンゼルス」（２２日、カンバーランド）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２８）が「１番・投手」で出場することが発表された。後半戦初戦。１３日以来、今季１６度目の投打同時出場となるマウンドで自身７連勝、初の１０勝目を目指す。勝ち投手になれば、１９１８年のベーブ・ルース以来、メジャー１０４年ぶりの「２桁勝利、２桁本塁打」の快挙だ。

　大谷は前回１３日のドジャース戦で７回２安打１失点（自責０）と好投し、６登板連続勝利となる９勝目。球団ではライアン、日本投手では野茂以来となる４戦連続２桁奪三振となる１０個の三振を記録した。直近６試合の成績は６勝０敗、防御率０・４５と無双している。

　ブレーブス戦は初登板。ナ・リーグ最多本塁打を記録するなど、長打力が武器の打線にどんな投球を見せるか。

　大谷は１９日に開催されたオールスター戦では昨年に続いてア・リーグの「指名打者」と「先発投手」、投打同時で選出されたが、この日の登板への影響を考慮して打者に専念。初回に有言実行の初球打ちで初安打となる中前打を記録した。球宴期間中は試合前のフィールドでキャッチボールや遠投で調整した。

　打者ではここまで８９試合に出場し、打率・２５８、１９本塁打、５６打点、１０盗塁。主砲のトラウトは左胸郭炎症のため、負傷者リスト入りしており、代わって守備には定評があるマーシュが中堅で起用された。

▽エンゼルスのラインアップ

１番・投手　大谷　　　　　打率・２５８、１９本塁打、５６打点

　　　　　　　　　　　　　９勝４敗、防御率２・３８

２番・左翼　ウォード　　　打率・２８６、１２本塁打、３４打点

３番・二塁　レンヒーフォ　打率・２５９、５本塁打、１５打点

４番・一塁　ウォルシュ　　打率・２３６、１３本塁打、４１打点

５番・右翼　アデル　　　　打率・２４０、３本塁打、１１打点

６番・三塁　ビヤー　　　　打率・２１０、２本塁打、１７打点

７番・中堅　マーシュ　　　打率・２２５、８本塁打、３５打点

８番・捕手　スタッシ　　　打率・２０３、５本塁打、１６打点

９番・遊撃　ベラスケス　　打率・１７１、５本塁打、２０打点

▽ブレーブスのラインアップ

１番・右翼　アクーニャ　打率・２６５、８本塁打、２２打点

２番・遊撃　スワンソン　打率・２９４、１５本塁打、５３打点

３番・一塁　オルソン　　打率・２５５、１７本塁打、６０打点

４番・三塁　ライリー　　打率・２８５、２７本塁打、６１打点

５番・捕手　ダーノー　　打率・２６１、１１本塁打、３８打点

６番・左翼　ロサリオ　　打率・１２９、２本塁打、４打点

７番・ＤＨ　オズナ　　　打率・２２１、１７本塁打、３７打点

８番・二塁　カノ　　　　打率・２２２、０本塁打、０打点

９番・中堅　ハリス　　　打率・２８３、８本塁打、２６打点

　　　投手　モートン　５勝４敗、防御率４・４５