大谷翔平 球宴先発「投げたい」と意欲も謙虚な姿勢「自分よりふさわしい投手はいる」

 米大リーグのオールスター戦(19日・ロサンゼルス)に2年連続で「指名打者」と「先発投手」で選出されたエンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、昨年に続いて先発登板に意欲を見せる一方で「自分よりも数字がいい選手が投げるべき」と持論を展開した。

 前半戦最後の登板となったこの日のアストロズ戦で自身6登板連続となる勝利で早くも昨季の自己最多記録に並ぶ9勝目を挙げた大谷。試合後の会見で米メディアから6日後のオールスター戦の先発投手について「マウンドに立ちたいですか?」と問われると、「もちろん、そうですね。先発ピッチャーからしたら、特別な場所なので、投げたいと思うのが普通だと思いますけど」と、素直な気持ちを言葉にしながら「もちろん自分よりも数字(成績)がいい選手がたくさんいるので、投げるべきだと思いますし、もっともっと自分より投げる、ふさわしいピッチャーはいると思う」と持論を展開。「そこ(球宴先発)に近づけるように今日も頑張りましたけど、決めるのは僕じゃないので、言われたところで頑張りたいと思います」と続けた。

 大谷は具体的な投手名は出さなかったが、一部の米メディアは大谷とレイズのマクラナハンの2人が最有力候補と報道。球宴でア・リーグを指揮するアストロズのダスティ・ベイカー監督はこの日、大谷が先発投手の候補に入っている可能性を明かし、「彼はオールスター選手ではなく、メガスターだ。トップクラスの打者であり、トップの投手だ」と最大級の賛辞を送った。

 大谷の投手としての今季前半戦の成績は9勝4敗、防御率2・38、87回を投げて123奪三振。一方のマクラナハンはこの日のレッドソックス戦で6回1/3を3安打1失点に抑えて10勝目(3敗)。メジャー1位の防御率1・71と奪三振147をマークした。

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