大谷翔平、大乱闘試合で6戦ぶり無安打 トラウト敬遠の好機生かせずも勝って3位浮上

 5回、右飛に倒れる大谷(共同)
 7回、左飛に倒れた大谷(共同)
 7回、勝ち越しの生還をしたハリソン(左)を迎える大谷(中央)=共同
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 「エンゼルス2-1マリナーズ」(26日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・指名打者」で出場し、2打数無安打2四球。6試合ぶりノーヒットで打率を・259とした。チームは両軍あわせて8人が退場処分を受ける大乱闘が勃発した試合に競り勝って連敗を2で止めた。

 大谷は初回1死一塁の打席で四球。カウント2-1から内角に外れたボール球をストライクと判定され、顔をしかめる場面もあったが、フルカウントから7球目、外角高めのシンカーを見極めて一塁へ歩いた。

 二回のマリナーズの攻撃では両軍選手がフィールド上で殴り合い、取っ組み合いになる大乱闘が勃発した。エンゼルスのワンツから尻に死球を受けたマリナーズ4番ウィンカーが激高し、選手や首脳陣がフィールドになだれ込んだ。大谷もベンチから飛び出したが、落ち着いた表情で乱闘の輪に加わろうとしたマリナーズの選手を制するなど、仲裁役に徹した。試合は約17分間中断し、両軍合わせて8人が退場処分を受けた。

 大谷は三回2死一塁の第2打席も四球。4球連続でボールを見送って好機を拡大したが、後続が倒れた。

 両軍無得点の五回1死二塁から前打者トラウトが申告敬遠。1死一、二塁の第3打席はゴンザレスの初球、内寄り低めのシンカーを捉えたが、時速172キロのライナー性の打球は深く守った右翼手のグラブに収まった。

 1-1の七回1死一塁の場面では再びトラウトが申告敬遠を受け、勝ち越しのチャンスが訪れる。大谷は左腕ムニョスの初球、外寄りスライダーを積極的に打ったが、高く上がった打球は左飛だった。続くマッキノンが中前適時打で勝ち越しに成功。二回にテペラと守護神イグレシアスが退場処分を受け、ブルペン陣は手薄な状態だったが、八回から3番手で登板したオルテガが2回を無失点に抑えてメジャー初セーブを記録。チームは連敗を2で止め、マリナーズを逆転して地区3位に浮上した。

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