戦力外2度のMLB2632安打カノ、パドレスとマイナー契約 3Aで好調秋山と同僚

 米大リーグ、パドレスは10日(日本時間11日)、成績不振によりメジャー40人枠から外した通算335本塁打、2632安打のロビンソン・カノ内野手(39)とマイナー契約を結び、3Aエルパソへ配属したと発表した。同チームにはレッズから移籍した元西武の秋山がプレーする。

 カノは05年にヤンキースでメジャーデビューし、強打の二塁手として活躍。13年オフにはFAでマリナーズと10年2億4000万ドル(約321億6000万円)の超大型契約を結んだ。18年オフにはトレードでメッツへ移籍したが、20年オフに2度目の薬物規定違反による出場停止処分を受け、昨季は全試合欠場。今季は12試合に出場し、打率・195と振るわず、5月8日にメッツを自由契約になった。その後、パドレスとメジャー契約を結んだが、12試合、打率・091と好転せず、6月に入ってメジャー40人枠から外され、事実上の戦力外となった。

 当初は他球団への移籍を目指し、FAになると予想されていたが、メジャー契約のオファーを得られなかったためか、一転、“残留”を決断した。

 メジャー通算成績は2246試合、打率・302、335本塁打、1305打点、OPS・842。ゴールドグラブ2回、球宴8回。09年にはヤンキースで松井秀らとワールドチャンピオンに貢献した。メッツがマリナーズから引き継いだ契約は来季まで2年4500万ドル(約60億円)を残している。

 3Aにはレッズから自由契約になった秋山が所属。ここまで16試合、打率・343、3本塁打、14打点、OPS・907と好調を維持している。

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