大谷救った!「長かった」「いい仕事できた」エ軍の連敗地獄14で止める4勝目&12号V弾

レッドソックス戦の5回、逆転の12号2ランを放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
レッドソックス戦の2回、コルデロの折れたバットが自分の頭部をかすめ、驚いた表情のエンゼルス先発投手大谷=アナハイム(共同)
レッドソックス戦に「2番・投手兼指名打者」で先発し、投球するエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス5-2レッドソックス」(9日、アナハイム)

 エンゼルスが連敗地獄をついに脱出した。二刀流の大谷翔平投手(27)が投打で勝利に貢献し、チームの連敗は14でストップ。大谷は投手として7回4安打1失点で4勝目を飾り、逆転の決勝12号2ランを放った。チームの借金は3となった。

 大谷は試合後、「長かったですが、何とか切れてホッとしています。本来、もう1、2週早く切れればよかったが、悪い流れだったので、今日こそはと思いました」と安どの笑み。投球については「素晴らしい打線で三振もとれない中、いい守備に助けられ、粘れたかなと思います。どんどんストライクゾーン攻められたので良かった」と振り返り、打撃については「ああいう時は流れを変える長打、ホームランしかない。いい仕事ができたし、そのあとの3点も助けられて、大きかった」とうなずいた。

 二刀流でチームを救う活躍。「(二刀流の活躍)なかなか主力いなくてみんな苦しいと思いますが、何とか、カバーできるようにみんな頑張っている。これから連勝、14連勝以上できるようにやっていきたい」と語った。

 投打で気迫全開だった。大谷は投手として最速163キロを計測するなど、好調のレ軍打線を相手に好投。逆転した直後の六回は2死一、二塁で、コデーロを二ゴロに仕留め、雄たけびをあげた。七回も投げ切り、球数は今季最多の100球となった。

 1点を追う五回に飛び出した本塁打は時速168メートル、飛距離120メートルで、左中間フェンスをわずかに越える一発。執念の一撃に大谷は二塁ベース手前で一度、さらに回ったところでも雄たけびを連発し、拳を2度、3度と握った。大谷にとって10試合、45打席ぶりの一発となった。

 七回には強烈な右前打を放ち、2安打をマーク。トラウト、ウォード、レンドンの主力を欠く苦しい状況の中、大谷がチームを救った。

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