菊池雄星、来季14・7億円の選択権行使でマリナーズ残留の可能性 地元紙伝える

 マリナーズの菊池雄星投手(30)が来季の契約1年1300万ドル(約14億7000万円)の選択権を行使してマリナーズに残留するだろう、と地元紙シアトル・タイムズ電子版が11日(日本時間12日)までに情報筋の話として伝えた。

 菊池はメジャー3年目の今季、29試合に登板し、7勝9敗、防御率4・41。前半は先発陣の柱として6勝4敗、防御率3・48の成績を残し、オールスター戦にも初選出されたが、球宴後は1勝5敗、防御率5・98と精彩を欠いた。特に20年ぶりのプレーオフ進出が懸かった9月以降は4戦0勝2敗、防御率7・82と先発の役割を果たせず、シーズン終了直前に先発ローテーションから外され、ブルペンに配置転換された。

 3年目まで4300万ドル(約48億6000万円)の契約が保証されていた菊池のメジャー通算成績は70登板、15勝24敗、防御率4・97。365回2/3を投げて326奪三振、143四死球。来季以降は球団側にも4年6600万ドル(約74億7000万円)の選択権があるが、ディポトGMは今月9日の総括会見で「感情に左右されず、論理的に話を進めることが賢明だと思う」と慎重な姿勢を見せ、ワールドシリーズ終了後5日間で決断する考えを明かした。

 -・タイムズ紙は「マリナーズが4年6600万ドルの球団オプションを行使することはないようだ。情報筋の話では菊池が選手オプションを行使し、日本球界からメジャーへの移行が大部分において期待外れだったことに対して挽回に努めるだろう」と伝えた。

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