大谷翔平、第4打席は申告敬遠 今季6度目の1試合3四球にブーイング&ため息

アストロズ戦の7回、敬遠され一塁へ向かうエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
アストロズ戦の7回、チームが逆転に成功し叫ぶエンゼルス・大谷と喜ぶファン=アナハイム(共同)
アストロズ戦のベンチで試合を見つめるエンゼルス・大谷(左)=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-アストロズ」(22日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・指名打者」で先発出場。4打席目は今季14度目の申告敬遠となり、8月17日のタイガース戦以来、今季6度目の1試合3四球となった。

 七回、5-3と逆転してなお2死二塁で迎えたこの日の第4打席。打席に立った瞬間に主審が一塁方向を指差し、申告敬遠を示すと、この日3度目のブーイングがため息交じりに場内に響いた。

 アストロズの先発右腕ガルシアに対し大谷は今季2本塁打を放つなど好相性。初回2死走者なしで迎えた第1打席はストレートの四球となり大きいブーイングの中、大谷は一塁に歩いた。

 四回は先頭でこの日の第2打席を迎えた。初球ボールのあと、2球目の外角チェンジアップに反応したがファウル。3球目からボールが続き、カウント3-1。ブーイングが響く中投じた5球目も外れ、2打席連続四球に、ここまで9球投じられた中でストライクは1球のみという状況だった。

 大谷は次打者ゴスリンの打席の際に盗塁を敢行。いったんはセーフの判定だったが、スライディング後に勢い余ってベースから離れてしまい、タッチアウトとなり、二塁ベース付近で大の字になって苦笑いを浮かべた。24個目の盗塁とはならなかった。

 六回の第3打席はカウント2-1から内角低めのボール球に手を出し一ゴロに倒れた。

 この日、本塁打王を争うライバル、ブルージェイズのウラディミール・ゲレロ内野手(22)は3打数2安打1四球。ア・リーグの首位打者は打率を・323に上げたが、本塁打はなく、46本のまま。並走するロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手(31)はインディアンス戦が悪天候のため延期となり、27日に組み込まれた。両選手とも残り試合は10。

 大谷は試合前の段階で打者で144試合(代打9試合)に出場し、打率・257、メジャー2位の45本塁打、ア・リーグ11位の95打点、同5位タイの23盗塁をマーク。前日の試合は10戦ぶり45号を含む4打数2安打1打点だった。

 また、大谷の次回登板日が今季本拠地最終戦となる26日(日本時間27日)のマリナーズ戦に決まった。

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