大谷翔平44号 2位に2本差 103年ぶり2桁勝利&2桁本塁打の偉業へ2刀流出場

 1回、先制の44号本塁打を放つエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
 アストロズ戦の1回、先制の44号本塁打を放つエンゼルス・大谷=ヒューストン(提供・共同通信社)
 1回、先制の44号本塁打を放ち、塁を回るエンゼルス・大谷(17)=ヒューストン(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「アストロズ-エンゼルス」(10日、ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が44号本塁打を放った。「2番・投手」で先発出場。初回、1死走者なしの場面でアストロズの左腕・バルデスから4試合ぶりの一発を放り込んだ。

 敵地ながら大歓声を受けて打席に立った。フルカウントから内角低めのストレートをジャストミート。打球時速185キロの弾丸ライナーは飛距離112メートルで右翼席に突き刺さった。

 本塁打王争いはトップの座を守っているが、直近20戦4本塁打とペースを落としていた。ライバルのペレス(ロイヤルズ)は直近20戦12本塁打、2位タイのゲレロ(ブルージェイズ)が前日の試合で2戦連発を記録するなど猛追を受けていた。この一発で2本差と引き離した。

 大谷は今季21度目の登板で投打同時出場は14登板連続、18度目。勝利投手となれば、1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打の偉業達成となる。自らのバットで先制点をもたらした。

 大谷はここまで投手で20試合に先発し、9勝1敗、防御率2・97。112イニングを投げて135三振を奪っている。前回3日のレンジャーズ戦は7回2失点、自己最多の117球の力投で自身8連勝を飾った。

 アストロズ戦登板は今季2度目。5月11日は敵地で7回4安打1失点、与四球1、奪三振10と好投したが、打線の援護に恵まれず、勝敗はつかなかった。

 打者では133試合(代打9試合)に出場し、打率・257、メジャートップの43本塁打、ア・リーグ6位の93打点、同4位の23盗塁をマーク。前戦8日のパドレス戦はDH制のない交流戦のため、代打で待機したが、43試合ぶりに出場機会はなかった。前日9日は試合がなく、疲労回復の時間となった。

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