パイレーツ・筒香 移籍初打席で古巣相手に二塁打 球団が獲得正式発表
「ドジャース2-1パイレーツ」(16日、ロサンゼルス)
パイレーツは16日、ドジャース傘下3Aオクラホマシティーを自由契約となった筒香嘉智外野手(29)を獲得したと発表した。背番号は32。
今季3球団目のユニホームに袖を通した筒香は早速、ロサンゼルスでのドジャース戦の九回に代打で登場して左翼線二塁打。新天地での初打席で快音を響かせた。オンライン入団会見で「少しの楽しみ、緊張もある。その中でどういうプレーができるか自分でも期待している」との抱負通り、最高の滑り出しを飾った。
メジャーでは6月5日以来の打席で、5月26日以来の安打。相手は今季途中に同僚だった抑え右腕のジャンセンだった。初球から積極的に振りにいき、3球連続でファウルとした後の4球目を左翼に鋭くはじき返した。試合前、以前との違いを「反対方向にしっかり打てるようになったので、そこが一番」と話していた通りの打撃だった。
日本球界では屈指の長距離砲も、強豪のレイズ、ドジャースでは居場所を確保できなかった。それでも、マイナーで腐らずに打撃を磨き、地区最下位に低迷するチームでチャンスをつかんだ。シェルトン監督は「素晴らしいクローザーに対し、落ち着いていた。いい打席だった」と評価。何より求められる好結果を、まずは残した。





