大谷 1番・投手兼DH 大リーグ特別ルールで史上初の球宴二刀流へ
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が、デンバー市内で行われたオールスター戦の記者会見に出席した。13日(日本時間14日)の球宴に、特別ルールでア・リーグの「1番・指名打者」で出場し、先発投手としても登板することが発表された。球宴での投打同時起用は史上初。試合開始は日本時間14日午前8時30分。会見後は日本選手として初めてホームラン競争に出場して初戦敗退したが、2度の延長となる激戦で盛り上げた。
白の襟付きシャツと濃紺パンツ、整髪料で髪形をきめた大谷が姿を見せると歓声が上がった。球場に隣接する施設で行われた青空会見。集まったファンがメジャーを席巻している二刀流を歓迎した。
司会進行役による冒頭のあいさつ。大谷は「歴史を作っている選手」と紹介された。ベーブ・ルース以来、100年ぶりの本格的二刀流。4年目の今季はキング独走の33本塁打、先発で4勝をマークなど、メジャー史に残る活躍を見せている。
ファン投票ではア指名打者部門で最多票。選手間投票ではア先発投手部門5位。起用法が注目される中、この日発表されたラインアップは“1番・投手兼指名打者”だった。
大リーグ機構が特別に認めたルールにより、史上初の投打同時出場が実現した。日本選手が先発投手を務めるのは1995年の野茂英雄(ドジャース)以来、26年ぶり2人目。1回を投げる予定だ。また、打者のスタメンは2010年のイチロー(マリナーズ)以来、11年ぶりとなった。
会見では話題を独占した。ナ・リーグの先発投手に指名されたシャーザー(ナショナルズ)は、大谷が投打を両立させている点を「歴史的なものを見ていると感じる」と絶賛。ア・リーグを率いるレイズ・キャッシュ監督、ナ・リーグを率いるドジャース・ロバーツ監督による「ウチに来てほしかったのに選んでくれなかった」との恨み節には、大谷が苦笑する場面もあった。
会見後にはホームラン競争に出場。2度の延長に突入する激戦の末に初戦敗戦となった。「最後の30秒はとても疲れた。こんなに疲れるのはない」と苦笑い。それでも独特の雰囲気を楽しんだ様子で、「これから休んであすに備えたい」と気持ちを切り替えた。
「素晴らしい選手と一緒にプレーできることを楽しみに頑張りたい」。メジャー史に刻まれる一戦を前に気持ちを高ぶらせた。




