【サンディエゴ共同】米大リーグは21日、投手による粘着物質の不正使用の取り締まりを強化する取り組みをスタートし、サンディエゴで行われたパドレス-ドジャースでは審判員がイニング間に両軍投手の手やグラブ、帽子を確認した。パドレスの先発ダルビッシュ有投手は一、四回の投球後にチェックを受け「初めてのことだったので、何も(不正が)ないことはもちろん分かっていたけど緊張した」と感想を話した。
メジャーでは球が抜けて打者に当たることを防ぐため、松やになどの使用が暗黙の了解になっていた。今季は一部投手が球の回転数を上げるため強力な粘着物質を使っているとの疑惑が浮上した。