大谷翔平、技あり左前打 169キロ打球で好機拡大し先制点お膳立て

ロイヤルズ戦の3回、レンドンの適時二塁打で生還しチームメートに迎えられるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
ロイヤルズ戦の3回、レンドンの適時二塁打で三塁に向かうエンゼルスの一走大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-ロイヤルズ」(9日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場。0-0の三回に左前打を放ち、後続の先制適時打をお膳立てした。

 初回の打席で右直に倒れた大谷が魅せた。両軍無得点の三回2死一塁。右腕ケラーの初球、低めスライダーを左前へ運んだ。変化球をぎりぎりまで引きつけて時速の169キロの打球を逆方向へはじき返す技ありの一打。2死一、二塁と好機を拡大すると、3番レンドンの右中間適時二塁打で一塁から楽々と生還した。

 大谷は前日まで打者で56試合(代打3試合)に出場し、打率・261、メジャートップに1差でア・リーグ2位の17本塁打、同5位タイの44打点、同4位タイの9盗塁をマーク。前日はメジャー自己最長143メートルの17号2ランで先制点を挙げ、三回の右中間二塁打と合わせてシーズン16度目のマルチ安打を記録した。

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