大谷翔平、登板翌日に2安打2打点 不吉データ覆す14度目マルチで連敗止めた
「アスレチックス0-4エンゼルス」(29日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、5打数2安打2打点、1盗塁だった。22日のアスレチックス戦以来、5戦ぶり14度目のマルチ安打で打率は・269。チームは3投手で今季初のゼロ封勝利で連敗を2で止めた。
前夜は先発で7回途中、93球を投げた大谷は試合終了から15時間半後に始まったデーゲームにスタメン出場。初回は剛腕モンタスに左飛。過去の対戦打率・500(10打数5安打)、2本塁打と相性の良い右腕に対し、2ボールから3球連続150キロ台後半のシンカーをファウルにした後、6球目の158キロシンカーを164キロの打球を左翼ポール際のアンツーカーまではじき返した。
四回は先頭で空振り三振。カウント1-2から4球連続で投じられた142キロスプリットにバットは空を切った。
1点を先制し、なおも2死二、三塁の好機で迎えた五回の打席は2点適時打。3度目の対決となったモンタスが1ボールから投じた158キロ内角シンカーをしっかり引きつけて左前へはじき返す技あり打だった。
次打者レンドンの打席は今季7盗塁目となる二盗に成功。右前打でホームを踏んだ。
4-0の七回は1死一塁の場面で元同僚のベドロシアンと対決。カウント2-1から外角高めの151キロ直球を中前へ。時速177キロの弾丸打球で今季14度目のマルチ安打を記録した。
4-0の九回2死二塁の打席は4番手右腕ロモに三邪飛。徹底した変化球攻めでカウント2-2から外角ボールに外れる127キロチェンジアップを打ち上げた。
この日まで登板翌日に打者で出場した試合の打率は・163(18打数3安打、2本塁打)。過去2試合はいずれもノーヒットで登板翌日の疲労が心配されていたが、2安打2打点でチームの勝利に貢献した。