大谷翔平、2戦連続無安打 本拠地MVPコールに応えられず 借金最多7

アスレチックス戦の1回、中飛に倒れベンチへ戻るエンゼルス・大谷。手前はマドン監督=アナハイム(共同)
アスレチックス戦の3回、三飛に倒れたエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
アスレチックス戦の3回、本塁打を放ったホセ・イグレシアス(4)を迎えるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス4-8アスレチックス」(21日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球。今季2度目の2戦連続ノーヒットで打率を・262とした。チームは逆転負けで連敗。借金はシーズン最多の7。

 前日のツインズ戦で3打席3三振を喫した大谷の初回の打席は中飛。初対戦の右腕カプリーリアンに対し、4球連続見送ってカウント2-2と追い込まれた後、浮いたカーブを鋭く振り抜く。時速175キロ、飛距離114メートルの打球は左中間のアンツーカーまで達する大飛球だったが、フェンスオーバーはならなかった。

 三回の打席は1番イグレシアスに同点4号ソロが飛び出した直後の場面。ワンボールから内角チェンジアップに詰まらされた打球が高々と上がった。

 2点を追う六回の打席に入ると、本拠地の一部のファンが「M!V!P!」を合唱が起こった。大谷は3度目の対戦となった27歳右腕に対し、2球連続で高めにはずれる直球を見送ってカウント2-0とした後、さらに3球連続で投じられた146~150キロ直球を打って出たが、いずれもファウルにして追い込まれると、6球目、低く落ちる127キロカーブに空振り三振を喫した。

 4-6の七回の打席は3番手左腕ディークマンから四球を選んだ出塁。5球連続見送ってフルカウントになった後外角低めのワンバウンドになるスライダーにバットを止めて一塁へ歩いた。

 試合は、エンゼルスが2点を追う六回2死走者なしから4番ウォルシュの9号ソロを皮切りに二塁内野安打、左翼二塁打、右翼線三塁打の“サイクル4連打”で3点を奪って逆転に成功。ところが、2番手マイヤーズがイニングまたぎの七回に3ランを被弾して再逆転を許した。

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