大谷、右肘に死球絶叫→即二盗→三盗 エンゼルス監督「彼はグリーンライトだ」

 マリナーズ戦の1回、死球を受け声を上げるエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
マリナーズ戦の1回、二盗を決めるエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
マリナーズ戦の1回、三盗を決めるエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
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 「マリナーズ2-0エンゼルス」(2日、シアトル)

 「2番・指名打者」で出場したエンゼルスの大谷翔平投手(26)が初回の打席で右肘に死球を受け、3日(同4日)のレイズ戦で予定していた登板を回避する可能性が出てきた。この日は死球後もフル出場し、3打数無安打1死球2盗塁。今季初めて2戦連続無安打に終わり、打率を・263に下げた。

 大谷の絶叫がフィールドに響き渡った。初回。カウント1-2から左腕シェフィールドの150キロ直球が右肘を直撃した。苦悶の表情を浮かべてその場でうずくまった。

 今季3個目の死球。開幕1カ月で、日米通じてシーズン自己最多記録を更新した。立ち上がった大谷はトレーナーのチェックを受け、一塁へ。マウンド上の投手に向かって軽く右手を挙げて「大丈夫」の合図を送った。

 塁上では何度も右腕を振る仕草を見せたが、頭の中は違った。次打者トラウトへの初球に二盗すると、4番レンドンへの2球目には今季初の三盗。シーズン6盗塁はリーグ2位タイの数字だ。二、三塁間を秒速8・9メートルで駆け抜けた俊足。マドン監督は「彼はグリーンライト(青信号)だ。自分の走りたい時に走っていい」と全幅の信頼を寄せる。

 ただ心配なのは死球を受けた箇所。右肘外側尺骨突起部のあたりで、試合後、指揮官は「痛みがある」と明かし、3日のレイズ戦の登板は「明朝の状態を見て判断する」と話し、登板回避の可能性もあることを示唆した。

 この日は試合中にアイシングの治療を受けながらフル出場した大谷。二刀流選手としてここまで開幕から26試合連続出場中。小休止するには良いタイミングかもしれない。

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