大谷翔平が特大2号先制ソロ リアル2刀流 先発して初回無失点、その裏に一発

ホワイトソックス戦で、米大リーグ公式戦で初めて投打同時出場を果たし、1回に2号先制本塁打を放つエンゼルス・大谷翔平=4日、米カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアム(共同)
米大リーグ公式戦で初めて投打同時出場を果たし、ホワイトソックス戦の1回に2号先制本塁打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
ホワイトソックス戦で今季初先発したエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-ホワイトソックス」(4日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・投手」で出場した。大谷はオープン戦2試合で指名打者(DH)を解除して打席に立っているが、メジャー4年目で初めて公式戦にリアル二刀流での出場となった。

 初回、2死からアブレイユに四球を与えたが、163キロを記録。無安打無得点に抑える立ち上がり。その裏は2番打者として打席に立った。初球の高めの直球を捉え、右中間スタンドへ。飛距離137メートルの2号特大先制ソロを放った。

 メジャー通算49本塁打とし、城島健司(マリナーズ)を抜いて日本人単独3位に浮上した。

 ア・リーグでDH制が導入された1973年以降、DH解除で投手が出場するのは今季創設60年を迎えたエンゼルスでは史上初。メジャーでは1976年9月23日(ツインズ戦)のケン・ブレット投手(ホワイトソックス)、2009年5月17日(インディアンス戦)のアンディ・ソナンスタイン(レイズ)、2016年6月30日(アスレチックス戦)のバムガーナー投手(ジャイアンツ)以来、5年ぶり4人目。

 ただし、先発投手が「2番」で出場するのは、球団によると、1903年9月7日(レッズとのダブルヘッダー第2戦)のジャック・ダンリービー投手(カージナルス)以来、118年ぶり3人目という極めて珍しい出来事だ。

 大谷はすでにオープン戦で投打同時出場2試合を含む13試合で打席に立ち、チーム2冠となる打率・548、5本塁打をマーク。この日の試合前に会見でマドン監督は「これ(投打同時出場)ができるかどうかは彼が決めた」と、経緯を説明しながら「今後両方をやっていく上で話し合いは助けになると思う。シーズンを過ごす中で心配なのは疲労だ。登板する日に両方でいくのか、投手だけでいくのかを決めるのは彼次第だ」と話した。

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