マリナーズ・雄星、7人から4奪三振の快投 新フォームで初の実戦形式「良かった」
「マリナーズ春季キャンプ」(25日、ピオリア)
マリナーズ・菊池雄星投手(29)が、アリゾナ州ピオリアでのキャンプで実戦形式の練習に初登板した。昨季の新人王・ルイスら打者7人から4奪三振。直球は大半が96マイル(約154キロ)を計測した。バットの芯で捉えさせず、「初日にしてはすごく良かった。(球種は)全部良かった」と振り返った。
今年から左肘の位置を若干下げたフォームに修正。体の反動を使っていた以前と比べ、体幹とバランスを意識している。試行錯誤した末、「気持ちよく腕を振れるところ」を手応えをつかんだ。
メジャー2年間で8勝15敗。真価を問われる今季に向けて順調だ。見守った岩隈特命コーチも「直球に力があって、ほとんど(打球が)前に飛んでいなかった。ブルペンでやってきたことが出せている」と感心していた。