メッツがリンドアと1年23億円で合意 カブス・ブライアントは20億円 調停回避

 米大リーグ、メッツがインディアンスとのトレードで獲得したフランシスコ・リンドア遊撃手(27)と1年2230万ドル(約23億円)で合意し、年俸調停を回避した、と15日(日本時間16日)、大リーグ公式サイトが伝えた。昨季がメジャー6年目だったリンドアは年俸調停権保有選手では史上4番目の高額契約を手にした。同最高契約は19年オフにドジャースと合意したムーキー・ベッツ外野手(28)の2700万ドル(約28億円)。

 15年にメジャーデビューを果たし、昨季までインディアンスでプレーしたリンドアは17年から19年まで3年連続30本塁打、長打率・500をクリアした。通算成績は777試合、打率・285、138本塁打、411打点、99盗塁。ゴールドグラブ賞を2回受賞し、球宴に4度選出された。

 この日は年俸調停権を保有する選手と所属球団が互いの希望額を提出する期限。合意できなければ、年俸調停委員会の裁定に持ち込まれる。

 ダルビッシュ有投手をパドレスへトレードし、総年俸削減に成功したカブスは、トレード候補と見られていたクリス・ブライアント内野手(29)と1年1950万ドル(約20億円)で、ハビア・バエズ遊撃手(28)と1年1165万ドル(約12億1000万円)で合意。ドジャースは19年MVPのコディ・ベリンジャー外野手(25)と1610万ドル(約16億7000万円)、昨季ワールドシリーズMVPのコーリー・シーガー遊撃手(26)と1350万ドル(約14億円)の契約を結んだ。

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