田中将大 頭部打球直撃を振り返る「僕が一番速かった。180キロなので」

 ヤンキースからFAになっている田中将大投手が1日、ニッポン放送の特別番組「田中将大のオールナイトニッポンNY」でパーソナリティーを務めた。

 ゲストのタレント・中居正広とトークを繰り広げ、2020年シーズンを振り返った。MLBは新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年3月に中断が決まり、田中も日本で自主トレを行ってきたという。キャンプ再開後の7月4日には、頭部に打球を当てて脳しんとうと診断されるアクシデントもあった。

 中居に「どんな打球だった?」と聞かれると、田中は「当たったスピードは(これまで打球直撃を受けた投手より)僕が一番速かったと思います。180キロなので。とっさに少しかわしましたけど。でも幸運だったのはゴンって当たらなくて擦っただけだったんです」と振り返った。

 中居に「怖くない?」と聞かれると「怖さは最初ありましたけど、思ったよりは…」と克服できた模様。それでも「(打者がヤンキースの)スタントンだったのでめちゃくちゃ速かったです。擦り傷でちょっと血は出ましたが、直撃だったら…」と最悪の場合も頭をよぎったという。

 8月から戦列に戻り、3勝3敗で終えたシーズンについて「(ケガから)復帰までのマイナーの試合もなく、シート打撃みたいなので投げて、調整があまりなかったので」と、コロナ禍での調整の難しさにも言及した。

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