大谷翔平、急ブレーキに指揮官「なぜか分からない」2戦で5三振

 「レンジャーズ2-0エンゼルス」(8日、アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「4番・指名打者」で出場し、4打数無安打2三振だった。6日のマリナーズ戦の第1打席で3号を放った後は11打席連続ノーヒット(1四球を含む)。打率を・132とした。チームは連敗した。

 大谷は1年ぶりの対決となった左腕アラードに対し、初回2死二塁、四回1死一塁の打席でいずれも空振り三振。先制のチャンスを逸した。六回2死一塁の場面は2番手右腕ボルケスに一ゴロ。2点を追う九回は先頭で抑え右腕モンテロの153キロ直球に差し込まれて右飛だった。

 大谷は2日の登板で右前腕を負傷し、残り試合は打者に専念することが決定。2試合欠場を経て臨んだ6日のマリナーズ戦の第1打席では左越え3号ソロを放ち、けがによる打撃への心配を一掃した。試合後のマドン監督も「今まで見てきた中で最高のスイングだった」と絶賛した。しかし、戦いの場をシアトルからアーリントンに移したこの2試合は快音なし。大谷の急ブレーキに指揮官は「シアトルでは違うアプローチをしていて今と同じではない。それがなぜかは分からない。新しい球場だから見え方が変わるのか、私には分からない」と首をひねった。

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