MLB3球団がキャンプ練習取りやめ 2球団で新規感染 コロナ混乱続く

 米大リーグのナショナルズ、アストロズ、カージナルスの3球団は6日(日本時間7日)、選手や球団関係者が受けた新型コロナウイルス検査の結果が遅れているため、同日のキャンプを取りやめると発表した。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、大谷翔平選手が所属するエンゼルスは5日にキャンプの拠点となっているアナハイムとロングビーチの施設で検査を予定していたが、検査官が現地入りできなかったために6日午前に実施。当日のチーム練習は午後の自主練習に変更されたという。

 大リーグでは開幕を前にして全30球団の選手や関係者の診断、検査を実施。陽性反応があった選手の名前や球団は公表しない方針だが、この日、新たなにレンジャーズのジョーイ・ガロ外野手、ブルワーズのルイス・ウリアス内野手とアンヘル・ペルドモ投手が感染したことが各球団から公表された。

 また、ブレーブスのベテラン、ニック・マーカキス外野手が新型コロナウイルス感染を懸念し、今季の不参加を表明した。ブレーブスでは主砲フレディ・フリーマン内野手ら4選手の感染が判明。チームで出場拒否権を行使するのはフェリックス・ヘルナンデス投手に続いて2人目となる。

 大リーグ機構はこの日、今季日程を正式発表。60試合制の短縮シーズンは23日にヤンキース対ナショナルズ、ジャイアンツ対ドジャースで幕を開けるが、さらなる感染判明や不参加選手が出ることが予想され、混乱状態はしばらく続きそうだ。

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