MLB6月下旬開幕100試合案検討 “60日間プレーオフ”案も

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開幕を延期している米大リーグが6月下旬にシーズンを開始し、最低100試合を検討している、と28日(日本時間29日)、米紙USAトゥデー(電子版)が伝えた。

 同サイトが協議内容を知る3人の幹部の情報を元に報じたところによると、シーズン開幕は7月2日より遅くなることはなく、公式戦は移動を考慮して現行制度のア、ナ・リーグではなく、地理重視で各10球団を3地区に分割して地区内で100から110試合を戦う。開催地にはアリゾナ、フロリダ、テキサスが候補に挙がっているが、今後、外出制限を緩和する州や都市の増加が予想されることから、プレーオフのフォーマットなどの詳細は未定。関係者による「私は非常に楽観視している」との前向きなコメントも紹介した。

 また、米スポーツ専門局ESPN(電子版)は28日までに「5月中にプランがまとまる」とし、7月開幕、レギュラーシーズンは10月までの4カ月間で80~100試合を戦い、プレーオフは11月に温暖な中立地で開催する考えがあると伝えた。

 さらに、新型コロナウイルスの第二波によって開幕がさらに遅れることになった場合も想定。関係者の「60日あれば、すばらしいトーナメントができる」との言葉を元に10、11月の2カ月間の“ジャイアント・プレーオフ”を提案した。

 日程は10月1~20日にア、ナ、各リーグの計6地区、各5チームが総当たりで4連戦を戦い、地区内の上位2チーム、計12チームが2次ラウンドに進出。アの6チーム、ナの6チームが同22~31日に総当たりで2試合を戦い、各リーグ上位2チームが3次ラウンドのトーナメントに進むことができる。一方、1次ラウンドで敗退したア、ナ・リーグ各9チームは「敗者復活戦」として総当たりで8試合を戦い、各リーグの最高勝率チームが3次ラウンドに参加できる。

 11月2日の「ワイルドカード・ゲーム」では、2次ラウンド4位チームが敗者復活チームとワンデーマッチを行う。11月3~9日に1位チーム対ワイルドカード・ゲーム勝者、2位チーム対3位チームが5回戦制の「地区シリーズ」を、同11~19日に7回戦制の「リーグ優勝決定シリーズ」を、さらに同21~29日に7回戦制の「ワールドシリーズ」を戦う。このフォーマットならば、休養日を入れながら1チーム最低24試合が保証されるという。

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