ブルージェイズ・山口俊 先発ローテ入りに一歩前進 有望株がマイナー行き

 巨人からブルージェイズへ移籍した山口俊投手(32)が、開幕先発ローテーション入りに一歩近づいた。地元トロントのメディア「スポーツネット」のニコルソン・スミス記者が20日(日本時間21日)、自身のツイッターで先発候補だった有望株アンソニー・ケイ投手(24)らのマイナー行きが決まったと伝え、大リーグ情報サイト「トレード・ルーマーズ」は山口をローテ入りの有力候補に挙げた。

 ニコルソン・スミス記者によると、チームはこの日、メジャーキャンプに参加していたケイとショーン・リードフォリー(24)を3Aに配属したと発表。この一報を受けて「トレード・ルーマーズ」は「どちらの投手もローテーション入りの可能性はあった。しかし、グレードアップした投手陣には空きはほとんどなく、候補が絞られている」とブルージェイズの先発事情を解説。新加入の柳賢振、タナー・ロアーク、チェース・アンダーソンとマット・シューメーカーの4人のローテ入りが確実視される中、「トレント・ソーントンとシュン・ヤマグチが有力候補のようだ」と、残された5人目の枠を昨季6勝の26歳右腕とNPB最多勝右腕の一騎打ちを示唆した。

 大リーグは新型コロナウイルスの影響で12日にオープン戦の中止と開幕延期を発表。キャンプ地施設も閉鎖されるなど、選手たちは自主トレモードに入っている。

 山口はこのほど更新したインスタグラムで「(本拠地トロントがある)カナダに入国できなくなりフロリダに足止め」とキャンプ地から動けない現状を報告。当地から「#クッキングパパ」「#男飯」をつけて、自作の照り焼きチキンバーガーの写真を投稿した。

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