MLB5月中旬以降開幕か 大谷二刀流で開幕も

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、最低2週間の延期が発表されていた米大リーグの開幕が5月中旬以降にずれ込むことが15日(日本時間16日)、決定的となった。この日、米疾病対策センター(CDC)が今後8週間は50人以上が集まる各種イベントを中止、もしくは延期するよう要請。一部の米メディアは5月下旬の開幕が現実的と伝えた。

 米大リーグ機構(MLB)が12日に発表した最低2週間の開幕延期。早ければ4月9日の球春到来を期待する選手やファンの願いは早くも打ち砕かれることになりそうだ。

 CDCは、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための新たな方針として、50人以上の規模になるイベントの中止もしくは延期を要請。対象は会議やパレード、コンサート、結婚式など、公私を問わず。その中には当然、スポーツイベントも含まれていた。

 15日の8週間後は5月10日。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」は「現時点では5月前の開幕は考えられない」と伝え、USAトゥデー紙(電子版)は2人のメジャー球団幹部の話として「5月下旬以降まで、延期になる可能性が現実的である」と報道。5月25日の祭日「メモリアル・デー」開幕を予想するメディアもあった。

 開幕がさらに遅れる可能性が出てきた中、大谷翔平投手(25)が所属するエンゼルスはこの日、選手、スタッフのほとんどがキャンプ地アリゾナ州テンピから本拠地アナハイムへ移動すると公表。大谷も本拠地で調整を続ける見込みだという。

 今季の大谷は打者として開幕を迎え、5月中旬に投手としても復帰する方針だった。球団は今後も投球プログラムの継続を明言しており、大谷が二刀流で開幕を迎える可能性が出てきた。

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