大谷が描く理想「打ちにいって見逃す形がベスト」オープン戦打率・125
「オープン戦、エンゼルス10-11インディアンス」(9日、テンピ)
エンゼルスの大谷翔平選手(25)は「4番・指名打者」で出場し、2打数無安打1四球。オープン戦出場8試合の打率を・125(16打数2安打5四死球)とした。
二回の打席は左腕アレンの内角146キロを鋭く振り抜いたが、わずかにボールの上を叩いた打球はバウンドして二塁手正面だった。三回は2番手右腕シリからストレートの四球。5-5の五回2死一、三塁の好機は初球、内角速球にバットを折られて右飛。右翼手が地面すれすれで捕球した打球を一塁塁審がいったんは「セーフ」のジェスチャーを見せたが、すぐに右手を挙げて「アウト」をコール。一塁ベース上で大谷が戸惑いの表情を見せた。
この日は四球の打席以外の2打席で初球打ち。今オープン戦は初出場の2月25日のレッズ戦の第3打席で1球目を狙う(結果は空振り)など、ここまで21打席のうち7打席で積極性を見せている。試合後の大谷は打席内での取り組みについて「本当にスモールステップというか、そういう感じできていると思います」と説明。「難しいコースに手が出ないよりは、打ちにいって見逃すという形の方がベストではないかなと思います」と、自身が描く理想を口にした。