「オープン戦、レイズ８－２ツインズ」（１日、ポートシャーロット）

　ツインズ・前田健太投手（３１）とレイズ・筒香嘉智外野手（２８）が１日、フロリダ州ポートシャーロットで行われたオープン戦で対戦。２打席の勝負は前田に軍配が上がった。

　約１８メートルの距離で相対した２人はわずかな時間を楽しんだ。前田は「あらためて投げていい打者と再認識した」と力を認め、筒香も「球の切れは日本の時と同様ですごいな」と右腕に感服した。

　一回、無死一塁で筒香が打席へ。５年ぶりの対戦で前田は「新しく挑戦している球。すごく良かった」というカットボールでファウルを打たせて追い込む。最後はチェンジアップで左飛に仕留め、左打者に「こっちの投手ではないような制球力」と言わしめた。

　二回の第２打席では２ストライクから甘い変化球を捉えたがフェンス手前で失速し、右飛に終わった筒香。試合後も２人で話し込み「この地で勝負できるということは光栄なこと」とメジャーの先輩から刺激を受けた。２回２／３を３失点（自責点１）だった前田は「抑えられるように努力したい」と公式戦での対戦を見据えていた。