大谷翔平「柵越えがいくつかより打感が大事」新フォーム試行錯誤
「エンゼルス春季キャンプ」(19日、テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手(25)が1週間連続でフリー打撃を行い、24スイングで柵越えは1本だった。
今キャンプでは新たなフォームに取り組んでいる。ノーステップ打法だった昨季よりスタンスを狭くし、バットのグリップの位置は顔に近い。右足を上げ、投手方向へ踏み込む新型だ。この日の24スイングは同じ方向の打球でも高々と上がるフライもあれば、鋭いラインドライブもあった。
「しっかり自分のタイミングで入っていって、インパクトまで自分の思い描いているスイングができるかどうか。あとは、そこ(スイングのタイミング)次第で角度がつく、つかない、よい打球が飛ぶ、飛ばない、が決まってくると思うので、結果的に柵越えがいくつか、というよりは打感を大事にしていければいいかなと思ってます」
前日は24スイングで柵越えゼロ。この日もフェンスオーバーはわずか1本だったが、表情が明るいのはしっかり目的意識をもっているからだ。
22日(日本時間23日)からオープン戦が始まる。初戦から出場に意欲を見せる大谷は「1打席でも多い方が実戦の感覚を養うという意味ではすごくいいんじゃないかなと思う。僕が行きたいというのと、監督が(自分を)使いたいっていうのと、トレーナーが行ってもいいっていうのと、みんなの意見がそろって行けるんじゃないかなと思う。個人的には(監督から)行ってほしいと言われた時にしっかり行ける準備を、公式戦もそうですけど、オープン戦からしたいなと思ってます」と話した。