大谷所属エンゼルス、“鉄腕”テラーンと1年10億円合意正式発表 最弱先発陣を強化

 大谷翔平投手(25)が所属するエンゼルスは21日(日本時間22日)、ブレーブスからFAになっていたフリオ・テラーン投手(28)と1年契約で合意したと発表した。米メディアによると、年俸は900万ドル(約9億8500万円)。

 コロンビア出身のテラーンのメジャー9年の通算成績は229試合、77勝73敗、防御率3・67。先発ローテーションに定着した13年以降、7年連続30登板を達成し、2桁勝利を5度マークしている。今季は33試合、174回2/3を投げて、10勝11敗、防御率3・81だった。

 今季のエンゼルス先発陣の防御率はリーグワーストの5・64。多数のけが人と不振により、19先発、103投球回以上の投手はゼロだった。昨オフにベテランのケイヒル、ハービーとそれぞれ、単年900万ドル(約9億8500万円)、1100万ドル(約12億円)で合意したが、不振から前者はブルペンへ配置転換、後者はシーズン途中に戦力外となっていた。

 今オフも先発陣強化が最重要課題のチームは、このほどヤンキースと9年3億2400万ドル(約354億5000万円)の契約を結んだコールや、トレードでインディアンスからレンジャーズへ移籍したクルバーの獲得を目指したが、いずれも合意に至らず。その一方でナショナルズからFAになった強打の三塁手、レンドンと7年2億4500万ドル(約267億8000万円)の超大型契約を結び、打線を強化した。

 エンゼルスは4日にオリオールズとのトレードで通算38勝右腕ディラン・バンディ投手(27)を獲得。来季は新加入の2人と二刀流を復活させることが決まっている大谷、ヒーニー、キャニング、サンドバルらで先発ローテーションを構成することになる見込みだ。

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