マリナーズ18年連続プレーオフ逃す 進行形ではメジャーワースト

 菊池雄星投手(28)が所属するマリナーズが18年連続でプレーオフ進出を逃した。58勝82敗でア・リーグ西地区最下位に沈むチームはすでに地区優勝の可能性はなくなっているが、試合のなかった4日(日本時間5日)にワイルドカード争いの対象球団となるインディアンスがホワイトソックスに勝ち、残り22試合で23ゲーム差をつけられたため、01年以来のポストシーズンの道が完全に閉ざされた。

 今季のマリナーズはオフにカノら大型契約を結ぶ主力選手を次々とトレードで放出し、若手有望株を獲得する一方で西武の菊池と複数年契約を結ぶなど、将来を見据えたチームでシーズンに臨んだ。3月に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕カードに連勝するなど、15試合で13勝を挙げてスタートダッシュに成功したが、直後に3度の6連敗を喫するなど、急降下。5月20日以降、地区最下位から浮上できずにいる。

 77年の球団創設以来、一度もワールドシリーズに進出しておらず、ア・リーグ15球団の中ではマリナーズだけ(ナ・リーグはナショナルズ)。来季は19年ぶりのポストシーズン進出、創設44年目で初のワールドチャンピオンを目指す。

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