「マリナーズ－ヤンキース」（２７日、シアトル）

　マリナーズの菊池雄星投手（２８）とヤンキースの田中将大投手（３０）が２７日、そろって先発した。２人は日本でそれぞれ西武と楽天でプレーし、１１年から１３年までチームとしての対戦はあったが、投げ合うのは日米通じて初めて。

　波乱のスタートは菊池だ。初回、先頭ラメイヒューに中前打を許すと、続くジャッジへの初球。甘く入った１４８キロ直球を完璧に捉えられ、センターバックスクリーンへの１７号２ランを浴びる。飛距離１４１メートルの豪快な一発はメジャー通算１００号の記念弾となった。

　メジャー１年目の菊池はここまで２６試合に登板し、５勝８敗、防御率５・１９。前回１８日のブルージェイズ戦では９回２安打無失点でメジャー初完封勝利を手にしており、中８日のマウンド。ヤンキース戦は５月８日に敵地で登板し、７回２／３を投げて３安打１失点で勝利投手になっている。