MLB初 防球ネットをファウルポールまで拡張 ホワイトソックス本拠地で今夏にも

 米大リーグ、ホワイトソックスが早ければ今夏にも本拠地ギャランティードレイト・フィールドの防球ネットを両翼のファウルポールまで拡張する予定だ、と18日(日本時間19日)、地元紙シカゴ・サンタイムズ(電子版)が報じた。

 大リーグではファウルボールによる観客のけがを防止するために18年シーズンを前に全30球団の本拠地でバックネットを一、三塁側の両軍ベンチの端まで拡張していた。

 しかし、今月10日に同地で行われたナショナルズ戦でホワイトソックスのヒメネスが放ったファウルボールを受けた女性が出血し、病院へ搬送された。5月29日にヒューストンのミニッツメイドパークで行われたアストロズ対カブス戦でカブスのアルモラが放ったファウルボールが4歳の女児を直撃。打った選手がショックのあまり、その場で泣き崩れる姿は大きな衝撃を与えた。この種の事故が起こるたびに全米で防球ネット拡張の必要性が議論されてきた。

 同紙によると、タイガースの本拠地コメリカ・パークはすでに防球ネットを両軍ベンチと両翼ファウルポールの間まで拡張しているが、ファウルポールまで完全にカバーすることを決めたのはホワイトソックスが初めて。早ければ、今夏にも実施されるという。同紙の取材に対し、ホワイトソックスのジオリト投手は「これで観客の安全が守られる。賢明な行動だ。小さな子供たちが打球を受けて病院に運ばれる姿は絶対に見たくないからね」と賛同のコメントを寄せたという。

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