雄星、5回10安打4失点 移籍後最多97球の力投でメジャー初勝利の権利もって降板

 エンゼルス戦に先発したマリナーズ・菊池=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-マリナーズ」(20日、アナハイム)

 マリナーズの菊池雄星投手(27)は5回10安打4失点でメジャー初勝利の権利をもって降板した。今季6度目の登板は自己最多の97球を投げ、2四球3三振。最速は154キロだった。

 ハニガーの先頭弾と4番ボーゲルバックのソロ弾で2点の援護を受けた後の初回のマウンド。立ち上がりを課題に挙げていた菊池は1死から主砲トラウトに四球を与え、続くシモンズの中前打で一、二塁のピンチを迎えたが、4番プホルスをスライダーで左飛、ルクロイを内角153キロ直球で投ゴロに仕留めて無失点に抑えた。

 二回は先頭スミスを内角高めの150キロ直球で見逃し三振に斬り、この日初の三振をマーク。2死無走者からボージャスに高めに浮いたカーブを右前へ運ばれたが、9番コザートからカーブで空振り三振を奪い、ゼロで切り抜けた。

 意地を見せたのは三回だ。1死からこの日2度目となったトラウトとの対決。初球外角154キロ直球で空振り、2球目外角153キロでファウルを打たせて追い込むと、最後は内角低めの154キロで見逃し三振。しかし、2死一塁からプホルスにカウント2-2からの10球目、浮いたカーブを左翼線二塁打にされ、1点を失った。メジャー19年目の大砲は粘りの打撃でベーブ・ルースに並ぶ史上5位タイの通算1992打点目をマーク。観客はスタンディングオベーションで偉業を称えた。

 四回に味方打線が2点を加え、3点リードで迎えたその裏のマウンドは、いきなり右翼線二塁打と左前打で無死一、三塁のピンチを背負う。一塁手・エンカーナシオンの好捕でボージャスを一邪飛とした後、コザートの中犠飛で2失点目。続くフレッチャーの右前打で2死一、二塁とされ、再び、窮地で主砲トラウトを迎えたが、初球、内角高めの152キロ直球で遊ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。

 マリナーズの主砲エンカーナシオンのソロ弾でリードを再び、3点に広げた五回はまたもや先頭打者に二塁打を許す。1死からルクロイの適時右前打で1点を返されると、2死一塁からグッドウィンには内角低めの151キロ直球を右翼線三塁打にされ、1点差に詰め寄られた。マリナーズのブルペンで中継ぎ投手がウォームアップを始める中、菊池は2死三塁からボージャスを遊ゴロに仕留め、マウンド上で何度もグラブを叩いて感情をあらわにした。

 今季の菊池はここまで5試合に登板し、0勝1敗、防御率4・23。前回15日のインディアンス戦は6回3失点で先発の役割でもあるクオリティースタート(6回以上、3自責以下)を記録したが、打線の援護に恵まれず、初黒星を喫した。

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