雄星「身が引き締まる思い」日本開幕第2戦先発の座を勝ち取る

 「マリナーズ春季キャンプ」(9日、ピオリア)

 マリナーズの菊池雄星投手(27)が、21日に東京ドームで行われるアスレチックスとの開幕第2戦に先発することが正式に決まった。スコット・サービス監督(51)が発表した。20日の開幕戦はマルコ・ゴンザレス投手(27)が先発する。

 朗報が届いたのは前日。指揮官から監督室に呼ばれ、第2戦の先発投手を言い渡された。マリナーズ入団が決まるとすぐに公式戦の日程を確認し、日本での開幕シリーズでの登板を目標にしてきたという菊池。「純粋にうれしいというのが一番ですし、あとは、責任というかですね、やらなきゃ、いいスタートを切らなきゃなという、身が引き締まる思いでした」とにこやかに話した。

 オープン戦では新しい環境に順応することだけでなく、結果にもこだわった。「目の前の試合を必死に投げていた」。ここまで3試合に登板して2勝1敗、防御率4・00。のべ37人の打者に対して128球を投じ、軸となる速球とスライダー、さらにカーブに手応えを感じ、自信を深めた。

 この日はキャンプ地最終登板となる12日(日本時間13日)のホワイトソックス戦に向けてブルペンで35球。ウォームアップでは初めてイチローと同じグループに入り、ずっと話をしながら体を動かした。

 「一緒に練習できてすごくうれしかったです。あんまり適切な形容詞が出てこないんですけど、すごく特別な時間ですね」

 メジャーリーガーは子供の頃からの夢。日本の地、東京ドームでデビューすることには「僕の中では、日本でやって、アメリカでもう1回投げる、2回デビューできるという思いでプラスにとらえています。(東京ドームへの)苦手意識は特にないですし、満員のお客さんの前で投げるのは選手冥利に尽きますので、すごく楽しみな1試合になりますね。狭いですけど」と言って笑った菊池。大舞台に立つ日を心待ちにしていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス