マリナーズ雄星、実戦形式初登板で高評価 イチローの熱視線気付かず「マジっすか」

 初のライブBPで30球を投げた菊池(撮影・小林信行)
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 「マリナーズ春季キャンプ」(19日、ピオリア)

 マリナーズの菊池雄星投手(27)が実戦形式で投げる「ライブBP」に初登板。最速148キロの直球にスライダー、カーブなどを交えて30球を投げ「思ったよりも良かった」と安どの表情を見せた。

 安打性は2本で内野ゴロ1本、ファウル2本、空振り4つ。最大の収穫に挙げたのは直球だ。26球目に捕手の変化球のサインに首を振った理由を「(きょうは)真っすぐを一番確認したかった」と説明。「精度を高めていけばいいものになっていく」と話した。

 対戦した主力の評価も上々だ。17年に30本塁打を記録したサンタナは「直球が浮き上がっていた」と話せば、遊撃手のベッカムはカーブを絶賛した。

 あこがれの存在、イチローとの対決は実現しなかったが、イチローがブルペンで投球練習を見ていたと伝え聞くと「マジっすか!?全然知らなかった」と声を上げた。それだけ投球に集中していた。

 次回の「ライブBP」は22日。「体重移動を意識して最後の方はいい軌道でいけた。その感覚を忘れず、3日後に投げたい」。確かな手応えを得た一日となった。

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