イチローのOP戦出場機会増加の可能性 指揮官が正中堅手のけがを公表

フィールドでバットを振るイチロー=ピオリア(撮影・小林信行)
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 「マリナーズ春季キャンプ」(15日、ピオリア)

 マリナーズのイチロー外野手(45)があす16日(日本時間17日)のキャンプインを前に球団施設で身体検査を受けた。検査後は室内ケージで約100スイング、キャッチボールや遠投など、約50分の自主トレで行い、メジャー19年目、日米28年目のシーズンに向けて始動した。

 今キャンプはマイナー契約のため、招待選手としてメジャー40人枠入りを目指すイチロー。この日朝、バッテリー組の練習前に取材に応じたサービス監督は昨年5月以来の選手復帰となるベテランについて「イチローは自分のタンクにはまだ燃料が残っていること、生産性のある選手であることを証明するために(選手復帰を)決断したと思う」と話し、「彼は外野陣の一人」とした。

 さらに指揮官は新たな事実として、昨オフにレイズからトレードで獲得し、正中堅手として期待されている24歳のスミスが3週間前の自主トレ中に右肘を痛めたことを公表。キャンプは別メニューで調整させる方針を明かし、招待選手のルイスら若い外野手とともにイチローの名前を挙げて「(オープン戦の)出場機会が増えるだろう」と話した。

 スミスのけがを速報した大リーグ公式サイトは将来有望なルイスやロング、守備力が高く、すでにメジャー40人枠に入っているビショップらとともにイチローについて言及。「45歳で左翼手としてベンチ入りを目指すイチローがオープン戦序盤で打席数を増やすことになるかもしれない」と伝えた。

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