ナ・リーグ DH制導入は先送り 米メディア伝える
米大リーグ機構は今季から導入される可能性があった、ナ・リーグの指名打者(DH)制の導入を見送ったと8日(日本時間9日)、米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)が伝えた。同機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーがこの日、オーナー会議終了後の会見で明かしたという。
ア・リーグだけでなく、ナ・リーグでのDH制導入はオーナー会議に先立ち、大リーグ機構と同選手会の間で行われた話し合いの中で新ルールとして検討。今季の導入を見送った理由について、同コミッショナーは今季から導入するには複雑すぎると説明したという。
両者は試合のスピード化、試合時間の短縮に向けて意見は一致しており、両リーグのDH制導入だけでなく、投手交代時に時間を要すことから、投手が最低3人の打者との対戦を義務づける(イニング終了の場合は除く)といった画期的な案も検討されたと伝えた。