今季途中からマリナーズの会長付特別補佐に就任しているイチロー外野手（４５）が２３日、故郷の愛知県豊山町で「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」閉会式に出席。プロ野球入りを目指す少年から将来の対決を申し込まれ「日本でやることはないです」とメジャーに骨を埋める覚悟を示した。

　サラリと自らの今後を口にした。恒例の質疑応答で１２歳の少年から「高校を卒業したらプロ野球に入るので、日本で対決してください」とお願いされると、「いいね～」とその心意気に大きくうなずき、褒めたたえた。しかし、持ち上げた後に衝撃発言も。「日本でやることはないです」。今後もメジャーを舞台に戦う覚悟を一言に凝縮させた。

　少年との対決が実現するには６年かかることから「５１か。５１歳までできるといいね。頑張ります」と前向き発言も飛び出した。これまでは「５０歳まで現役」と目標を口にしてきたが、もう１年プラスして、現役としてプレーしていく自信をうかがわせた。

　今季は６年ぶりに古巣に復帰するも、５月上旬からは試合出場できず、チームに帯同しながら孤独なトレーニングを続行。現状について「来春に向けて自主トレをしている状態」と語り、３月の日本開幕に向けて準備を整えていることを明かした。