イチロー「51歳までできたら」と目標上乗せ まずは来春の開幕に向けて自主トレ中

 今季途中からマリナーズの会長付特別補佐に就任しているイチロー外野手(45)が23日、故郷の愛知県豊山町で「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」閉会式に出席。「来年の春に向けて自主トレを続けている」と日本開幕(3月20、21日・東京ドーム)を視野に準備を進めていることを明かした。さらに「51歳まで(現役を)できたらいい」と目標も語った。

 「人生の転機がありました」とイチローは振り返った。5月3日に選手からフロントの一員に肩書きが変わったが、その後もチームに帯同して、トレーニングを続行してきた。「自分一人で頑張らないといけないことは、すごく力がいるし、難しい」と孤独な戦いが続いた今季を思い起こした。

 苦しい時間を乗り越えてきたのは、現役への思いがあってこそ。現在も神戸で練習を続けており「来年の春に向けて自主トレを続けています」と日本に選手として凱旋復帰する青写真を明かした。

 10月に誕生日を迎え45歳になった。「45歳で選手でいることは1日1日がすごく大事、遠くにあることより、目の前のこと一つ一つを大事にしたい」と発言。それでも自分の体が動いていることへの自負はある。

 質疑応答で12歳の野球少年から将来のプロでの対決を申し込まれると「6年後か。(自分は)51歳までできたらいいのにな。がんばろう」とこれまでの50歳現役をさらに上回る51歳という目標まで口にしていた。

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