大リーグMVP発表 ナはイエリチ圧勝、アはトリプルスリーのベッツ

 大リーグのMVPが15日(日本時間16日)、発表され、ナ・リーグはブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手(26)が、ア・リーグはレッドソックスのムーキー・ベッツ外野手(26)がともに初めて受賞した。

 イエリチは昨オフにマーリンズからトレードを志願してブルワーズへ移籍。メジャー6年目の今季は147試合に出場して打率・326で首位打者に。リーグ3位タイの36本塁打、同2位の110打点を記録した。長打率・598、OPS1・000はいずれもリーグ1位だった。

 生まれ故郷のカリフォルニア州サウザンドオークスは今月に入り、銃乱射事件と山火事が相次ぎ、多数の犠牲者を出した。この日は「LAFD」(ロサンゼルス市消防局)のキャップをかぶって生出演した26歳は受賞の喜び、感謝とともに命がけで救出活動にあたっている消防隊、関係者に激励の言葉を送った。

 MVPは各リーグ、全米野球記者協会(BBWAA)の会員30人が10名連記で投票。1位14点、2位9点、3位8点、4位7点、…、10位1点の合計で決定される。満票は420点。

 イエリチは満票に1足りない1位票29、2位票1で計415ポイント。2位のカブス・バエズ(2位票19、3位票4、4位票5、5位票2で計250ポイント)に大差をつけての圧勝だった。ナ・リーグの3位から5位は以下のとおり。3位アレナド(ロッキーズ、203ポイント)、4位フリーマン(ブレーブス、174ポイント)、5位デグロム(メッツ、141ポイント)。

 ア・リーグ受賞者、ベッツは16年のMVP投票で2位に入っており、メジャー5年目でうれしい初栄冠。今季は136試合に出場し、打率・346で首位打者を獲得。自己最多の32本塁打&30盗塁でトリプルスリーも達成した。メジャー最強1番打者として今季メジャー最多、球団新記録のシーズン108勝、5年ぶりワールドチャンピオンに大きく貢献した。

 ベッツは1位票28、2位票2の計410ポイントを獲得し、イエリチ同様、2位以下に大差をつけての選出。2位はエンゼルスのトラウト(265ポイント)、3位はインディアンスのラミレス(208ポイント)、4位はレッドソックスのマルティネス(198ポイント)、5位はアストロズのブレグマン(192ポイント)だった。

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