マエケン「先発やりたい」30年ぶり覇権奪回ならずも来季に手応え

レッドソックス戦を前にキャッチボールするドジャース・前田=ロサンゼルス(共同)
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 「ワールドシリーズ・第5戦、ドジャース1-5レッドソックス」(28日、ロサンゼルス)

 レッドソックス(ア・リーグ)がシリーズ4勝1敗で5年ぶり9度目のワールドチャンピオンに輝いた。前田健太投手が所属するドジャース(ナ・リーグ)は2年連続でワールドシリーズに進出したが、88年以来、30年ぶりの覇権奪回はならなかった。シリーズMVPには勝負どころの第4、5戦で3本塁打を含む4安打7打点と活躍したレッドソックスのピアースが選ばれた。

 重苦しい空気に包まれたドジャースのクラブハウス。試合後の前田は開口一番、「終わってしまったのはすごく悔しいです。ただ、ここまで来れたのは幸せなことですし、本当にチームには感謝したいなと思います」と静かに話した。

 日本選手で初めて2年連続でワールドシリーズに出場し、第2、3、4戦に登板した。なかでもシリーズ史上最長となる延長十八回、7時間20分の死闘となった第3戦では延長十五回から2イニングを無失点、5者連続三振の快投を披露し、サヨナラ勝ちに貢献した。しかし、チームは勢いに乗ることができずに連敗。最終第7戦で力尽きた昨年に続く敗戦に「この悔しさを忘れずに過ごしていきたい」と言った。

 メジャー3年目の今季は39試合に登板し、8勝10敗、防御率3・81。8月から中継ぎに配置転換され、先発登板20試合、勝利数、投球回数(125回1/3)はいずれも自己最少だったが、「数字だけを見ると落ちてるように感じるかもしれないですけど、内容的には良くなっている」ときっぱり。課題だった左打者対策、チェンジアップの改良、三振率の向上などをその理由に挙げ、「一番手応えのあるシーズン。すごく収穫のある1年だった」と胸を張った。

 シーズンが終わったばかりだが、すでに来季の目標は決まっている。「あらためて先発をやりたいなという気持ちも強くなりました」と胸に秘める思いを明かした前田。「先発でしっかりローテーションを守れるように、いい成績を残せるように努力したいと思うし、来年こそはワールドチャンピオンになれるように頑張りたい」と、先発投手としてチームとともに頂点に立つことを誓った。

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