イチローの父・鈴木宣之さん「ちょっと寂しい」と心境吐露も今後に「期待と楽しみ」
米大リーグ・マリナーズが3日(日本時間4日)、イチロー外野手(44)が球団特別補佐に就任し、選手としては今季の残り試合に出場しないことを発表した。
イチローの会見を早朝のニュースで見たという愛知県豊山町在住の父・宣之さん(75)は「ちょっと寂しい気持ちはあるが、これまで十分に楽しませてくれました」と穏やかな口調で語り、息子をねぎらった。
メジャー最年長野手として古巣に復帰して米国で18年目のシーズンを迎えた息子の挑戦を応援しながらも「無理をしなくてもいいよと思う複雑な気持ちもあった」という。
イチローは今後、異例の生涯契約という形でトレーニングを続行しながらチームをサポートしていくが「ありがたいこと。安心もするし、期待もします。“親の恩は子で送る”という言葉がありますが、球団を“親”とすると、いい選手を育てることが球団に報いることになるのでは」と期待を込めた。
現役引退とは違う、イチローの新たな挑戦。「これからもいろんな意味で活躍してほしい。楽しみを作ってもらった」とエールを送っていた。