DeNA“幻の助っ人”グリエル弟がメジャー初昇格
15年にDeNAでプレーしたアストロズのユリエスキ・グリエル(33)の実弟で、ブルージェイズのルルデスJr.内野手(24)がメジャー初昇格するとカナダの地元メディアが20日、伝えた。
キューバ出身のルルデスは15年途中にDeNAでプレーした兄とともに16年から2年契約を結んでいたが、けがなどを理由に来日を延期。契約違反として、15年12月に自由契約となった。
その後、兄弟そろって亡命に成功。ユリエスキは16年7月にアストロズと5年4750万ドル(約58億3千万円)の大型契約を結び、ルルデスも同年11月にブルージェイズと7年2200万ドル(約23億7千万円)で合意した。
昨季は1Aと2Aで計64試合に出場し、打率・241と精彩を欠いた。しかし、今季は2Aで12試合プレーして打率・347。3Aを“飛び級”してメジャー昇格を決めた。
一方のユリエスキはアストロズの正一塁手としてプレーし、昨季は球団史上初のワールドチャンピオンに貢献した。ワールドシリーズで対戦したドジャース・ダルビッシュへの人種差別的行為により今季開幕から5試合の出場停止処分を受けたことが大きな話題になった。